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隣之怪 蔵の中 (幽BOOKS)

隣之怪 蔵の中 (幽BOOKS)

この実話怪談短編集の中に『男子寮』という話が載っているのですが、ワタシはコレにかなり近い体験を学生時代の寮*1でしたことがあります。
詳しくはなんですが、夜中寝ていると『黒っぽくて、わけの分からないもの』がワタシの足元に立っているのに気がつきました。更にしゃがんで寝ていた布団を引っ張られ、その後布団の横をぐるりと廻って、ワタシの頭の横に『黒っぽくて(以下略)』が立ちワタシを見下ろしていました。これはハンパなく怖かったです。と、その時ワタシは、「臨、兵、闘、者......」と愛読していた荒俣宏先生の『帝都物語』によく出てくる悪霊を祓う九字*2を思い出し、ブツブツと心の中で唱えたら、4回目に『黒っぽくて(略)』がフッと消えました。フッってこーゆー感じです、と見本の様な消え方でした。
それ以来、コレといった恐ろしい体験はしていません。『帝都物語』今でも好きです。

*1:同じ大学の女子だけ、とゆーアパートだった

*2:映画のようにカッコよく手は使えない。金縛り(こーゆー科学で証明できる現象はへーき)だったし、なにより怖かったし