本日(までの)BOOKS
- 作者: 枡野浩一
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2002/12/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 枡野浩一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/31
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- 作者: 枡野浩一,河井克夫
- 出版社/メーカー: リトルモア
- 発売日: 2006/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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短歌の世界には全く暗い暗夜行路のワタシですが、枡野さんのことは以前から知っていました。現代歌壇の第一人者である、だとか、南Q太さん*2との離婚のいざこざ、だとか、その"人となり"は知らないけれど、兎に角ワタシにとっては文壇の人です。文壇と歌壇の違いはあまり関係ありません。メールのタイトルを見た時「ぶほっ」となりました。何か飲みかけだったら、確実にPCのモニターを濡らすとこだったでしょう。
3冊のうち、最初に開いたのは『結婚失格』だったのです。ワタシは本を読む時に、最後のページをとりあえず読む癖がありますが、いきなり穂村弘さんの枡野さんについて書かれたエッセイ『僕が君ならそんなことはしない』の一文『例えば、インターネット上のブログなどで批判を受けると、彼は相手が誰だろうと批判者の目の前に現れて(つまりネット上で直接)反論をするのである。』を読んで考えてしまいました。ワタシの書いたものは"批判"だったのだろーか。枡野さんの目にはそう映ったのだろーか。これを云い出すと"ブログとは何ぞや?論"になってしまうので、さらっと流すと、ワタシはブログは自分の記録だと考えています。公開している*3のは、「同じ趣味の人がいたら面白いな〜」と思っているからです。*4
枡野浩一さんとワタシは、とても似ていました。自分では訳が分かんないのに、突然人に嫌われるところ。その理由を知りたくて知りたくて、我ながらねちねちねちねちしつこいなぁ、と思いつつ説明を待っているところ。*5自信のなさと、自信満々が出たり入ったり激しいところ。好きな人には自分を全て開示したくなってしまうところ*6。枡野さんに自己投影してうっとりしているのではないです。ワタシはワタシのそーゆー所が嫌いでしかたない。じゃあ(自分で云うところの)"似ている"枡野さんは、やっぱり嫌いなのだろうか?
しかしワタシは、枡野浩一さんは好きです。「どっちかってゆーと」みたいな書き方をしたのは、"は"のところ"が"にしようとしたら、なんだか照れくさかったので。でも、『日本ゴロン』をおじいさんが書いているようだとは思いませんでした。同年代の男性が書いたちょっとひねくれた本でした。"ひねくれた"という言い回しははたして批判になるのでしょうか。と、そう云えば、今日"銀紙"こと河井克夫さんの漫画がのってるミリオン出版の実話ナックルズX*7を買ったのでした。